2017.7.15 明治座
コメディタッチでありながらものすごく儚く切ないストーリーでした。
何が本当で何が嘘か分からなくなるのは今も昔も同じで、嘘も含めて本当なのかもしれない。
それでもちえと藤吉は本当であってほしい。
藤吉はなぜ亀遊と恋に落ちたのか。藤吉さん優秀な人すぎた。花魁と通訳。ちえから亀遊に戻ったらやっぱり二人は続かないから別れた…ということだけど、そのあたりもう少し知りたいような、でも、知らないから美しいのか。
とにかく花魁の亀遊は綺麗でした。違う世界の人でした。切ない。
あの時代現実的に駆け落ちができなかったのか、志なのか。
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そして、人生で大地真央さんのお芝居を見られる日が来るとは思わなかった。
私は、もともとお芝居が好きですが、今迄〇〇という俳優さん、女優さんが好きだからお芝居を観るという経験をしたことはあまりなかったです。
そんな中、アイドルとしてと言うよりも初めて見た舞台での役者としての姿を見て素敵だと思ったのが文一くん。
そんな文一くんを応援したからこそ今回初めて明治座での観劇ができました。幸せです。
自担が色々なところに連れて行ってくれる幸せ。
(自担なんていうのはおこがましいですが…)
元々文一くんのどこか儚く美しい姿に心を打たれたのですが、今回の役どころは切なさには胸が苦しかった。
凛とした強さ美しい歌声優しく切ない眼差し。
役者、浜中文一さん。とても素敵。
丁寧に優雅に踊る姿はとにかく美しい。低い声もとにかくかっこいい。
そして、今回は事前に横浜の遊郭を学ぶ講座に参加してからの観劇でした。
舞台装置とか、舞台背景とか色々と楽しんで見ることができました。
何も知らずにお芝居を見るのも好きですが、きちんと背景を知るのはとても面白い。今回は特に公式で開催された講座だったのでとても良かった。
次の舞台が楽しみです。
次はどんな新しい世界を知れるのでしょうか。